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Posted by だてBLOG運営事務局 at

2013年07月20日

奈良天平の時代に描かれた


ポッチャリ系の女の子を「ぷに子」と呼び、
最近、この種の女性がモテると話題になっている。

今まで女性雑誌の表紙を飾ると言えば、スレンダー美女と相場が決まっていたが、
近ごろの雑誌の傾向は違って来ているようだ。
雑誌 "CanCam" の7月号の表紙には
「この夏 ぷに子がかわいい理由」というキャッチコピーが施され、
特集が組まれている。
この「ぷに子」は、ある程度の数値基準があり、
ひたすら太っていてもダメで、
標準的なラインより、少しポッチャリとした程度の人をそう呼ぶようだ。
痩せぎすな人に比べると、
見た目から、たしかに健康そうだ。

奈良天平の時代に描かれた、いわゆる「天平美人」は、
たいてい、少しふっくらとした体形で描かれ、
当節の「ぷに子」の基準を満たしているように思える。
その天平時代は、やはり痩せている事は、良くない傾向と見ていたようだ。
それが見て取れるのは、その時代の歌人・大伴家持の歌に、

「石麻呂(いしまろに)に 吾もの申す 夏痩(や)せに 良しという物ぞ 鰻(うなぎ)とり食(め)せ」

この意味をいえば、
「石麻呂さんに言うんだが、夏痩せには、鰻がいいって言いますよ、
そんなに痩せてちゃ、鰻をとって食べた方がいいデスゾよ」

この石麻呂という人物は、
「多く喫飲すと言えど 形 飢饉(うえびと) に似たり
(多く呑んだり食ったりしているのも関わらず、体形は飢えた人の様だ)と言われていた。
すなわち、かなり「燃費の悪い」人物だったようだ。

そんな家持の歌に対して、
「痩す痩すも 生けらばあらむを~
(いくら痩せていたって、生きていりゃあ、いいじゃないですか?)」と応えている。


痩せていたって、太っていたって、

魅力的なら、いいじゃないですか?
  


Posted by kiko at 11:43Comments(0)